イチゴ色禁区、ガンパレードマーチ、ムシウタ


【イチゴ色禁区2】


結論:微妙でした・・・


ガンパレードマーチ 山口防衛線】

ガンパレード・マーチ 山口防衛戦 (電撃文庫)

ガンパレード・マーチ 山口防衛戦 (電撃文庫)


まさか出るとは思っていなかったガンパレの最新刊。
ゲームのノベライズってのは駄目なイメージがあるが、これだけは別格。
九州撤退戦のあとはガンパレード・オーケストラを書いてたからもう無いと思っていたら、
オリジナルストーリーで最新刊、うはwwww嬉しすぎるwwwww
内容としては、九州撤退戦のあとに一度バラけてしまった小隊の仲間達が続々と合流するという
第2部としては王道のストーリー。相変わらず戦闘よりも整備の奴等の出番が多い。だがそこが良い。
そして、オリジナルストーリーだけあって結構やりたい放題。
速水が髪を元の青色に戻したりして「ちょwwww青の厚志wwww」と喜んでしまいました。


ということで、ガンパレが元になってるんですがゲームをやってなくても充分楽しめる作品。
前にガンパレあんまり知らない友達に薦めても、結構面白いと言ってくれました。
そして、ガンパレが好きな人はもっと楽しめる。ゲームは好きなんだけど・・・って人は是非読むべき。
理由はゲームが元なんだからゲームの設定を踏襲するのは当然。小隊の人達みんな生き生きと描かれてます。
だが、さらに知らない奴は絶対知らない
アルファシステムの"世界の謎"設定それなりに混ぜつつ作られている作品だからだ。


"世界の謎"というのはアルファシステム掲示板で製作者が好き勝手に作りまくったら
全貌を把握してる奴は誰も居ないんじゃないか?となって、手に負えなくなってしまったと言われている世界観のこと。
ガンパレ式神の城アルファシステム公式に乗ってる漫画とか、あそこの会社の作品はこの世界観で作られている。


俺はこういう使えない、使う気がない裏設定的なものは大好きである。
主役の速水は実は研究所のモルモットで研究員を皆殺しにして逃げて、本物の速水と入れ替わってる とか
オペレーターの瀬戸口の中の人は神々の戦いから生き続けてる鬼 とか
凄腕の戦闘兵の正体はペンギン とか
詳しく知りたくなったら、まぁ参考になるのはこことか・・・全貌を把握してる奴は絶対誰もいないけどね
http://nazomoe.pun.jp/


ムシウタ

ムシウタ〈08〉夢時めく刻印 (角川スニーカー文庫)

ムシウタ〈08〉夢時めく刻印 (角川スニーカー文庫)


俺の大好きなシリーズ最新刊!そしてアニメ化企画進行!・・・・(´・ω・`)マジで・・・


少年少女の夢を喰い力を与えるという’虫’に憑かれてしまった人たちの物語もそろそろクライマックス。
虫に憑かれる原因となる原虫の違いで型が’分離’、’特殊’、’同化’に分かれるが、今回は同化型の話。
とにかく夢を喰う、なんでも良いからとにかく食うの’大食い’に喰われる→分離
ちょっと変わったり、歪んでいる夢を持った人が好物の’侵父’に喰われる→特殊
狙った獲物に近しい人物に取り付き、記憶と共に夢を喰う’3匹目’に喰われる→同化


同化型は存在そのものが危険・・・という事だが、
どう考えても虫に憑かれる過程が酷すぎる同化は強くて当たり前か
その癖に、微妙に良い人っぽく三匹目は描写されてるけど・・・やってる事は一番酷いと思いました。


なんだかんだで主役の'かっこう'が戦えるのは後1回・・・とか言いつつ3回くらいは戦いそう。
そして、設定では最強なのに相変わらずあんまり強くない。だが、そこが良い


今回の作品は叙情トリックが使われております。
俺は活字という媒体ならではの、この技法が大好きです。
読んでる途中で違和感を感じて、最後に「あぁ〜」となるんだよね。
まぁ、ムシウタは各章のタイトルに登場人物を入れるのが通例なのに今回は名前ではなかったり
TVに出たシャチ野郎が持っていた戦友である戌子の形見のアイスホッケースティックに反応しなかったりと
違和感を出しつつ、最後にバラす。こういう事は他の媒体じゃちょいと難しくてできねぇからねぇ。


しかし・・・くそ・・・アニメ化かよ・・・また俺の好きな作品がレイプ対象かよ・・・





\(^o^)/オワリ