小説というもの

世の中には携帯小説という物があるらしい。
俺は携帯電話は電話かメールとしてしか、ほとんど利用していない。
携帯でネット出来る奴等は頭おかしいと思うような人間なので知らなかったんだが、
今はその携帯小説が人気出て実際に本にされるほどだという。


【「文章ヘタ」でも「自分たちと同じキモチ」…ケータイ小説、女子中高生に超人気】
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/932258.html


このDeep Loveという作品を読んでないんで内容についても触れられないんですが、
このスレの途中に書いてある事は本当なのだろうか?



88 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 16:19:49 id:Y7Vdyhzz0
Deep Love」の文章

 「ギャ!グッワ!待ってくれ!待ってくれ!」
 オヤジは、叫んだ。
 「許してくれよ!入れたかっただけなんだから」
 「バキッ!ボコッ!」
 ケンはかまわず殴り続ける。
 「ヒッー!助けてー!助けてー!」
 オヤジが悲鳴に近い叫び声をあげた。
 「お前みたいな奴がいるからいけないんだ!」
 ケンが叫びながら殴り続ける。
 「ギャー」
 オヤジの血があたりに飛び散った。ケンのコブシも血で染まっている。
 「世の中!狂ってんだよ!狂ってんだよ!」
 ケンの形相は、もうフツウではなかった。その様子を見ていた、ミクも従業員も
 言葉を失ってしまっていた。思わずミクが言った。
 「店長!それ以上やったら死んじゃう!」
 「ガッシ!ボカ!」
 ケンには、まったく聞こえていない。オヤジも失神したのか動かなくなった。
 「キャー、やめて!」
 ミクが叫んだ。
 「あっ……はい」
 従業員が後ろからケンを押さえた。

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. |     (__人__)  
  |     ` ⌒´ノ   小説馬鹿にしすぎだろ、常識的に考えて…
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   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
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    |    |ヽ、二⌒)、          \ 

俺は文章とかを学んだ訳じゃないんだけど、それでも言いたくなってしまう。
これはひどい・・・小説ってレベルじゃねぇぞ・・・下手とかそういうので済ませて良いのか・・・と


地の分が少ない上に表現力が0。というか描写する気が無いとしか思えない。
「バキッ!ボコッ!」って鍵括弧で括るって事は台詞なんですか?ケンは擬音を喋りながら殴ってるんですか?
台詞ではなく擬音だとしても、活字において擬音をそのまま文字で表現するなんて、
神坂一先生レベルの作家にならないと使えない(使わない)高等技術ですよ。まぁ俺は認めない表現手法だが。


普段、俺はライトノベルが主要な読み物だ。そんな高尚な物じゃない。
それでもこんなのは無いよ、いや本当に無いよ、こんなの本にできないでしょ?
正直、これを小説と言うカテゴリに入れて欲しくない。
内容は知らん、読んでないからな。素晴らしい物なのかもしれない。スレを見る限りUNKOだが。
でも漫画だって、あまりにも陳腐な絵だと話が良くても認められないのと同じように
小説にだって最低限の描写力が必要だと思う。
活字離れしてる若い人達が、こんなものを活字だと認識しているのだとしたら
ノベル読みの末席に居る俺としてはファックとしか言いようがないな・・・