刀語、BBB、煉獄のエスクード

刀語

刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) (講談社BOX)

刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) (講談社BOX)

刀語 第七話 悪刀・鐚 (アクトウ・ビタ) (講談社BOX)

刀語 第七話 悪刀・鐚 (アクトウ・ビタ) (講談社BOX)

とりあえず、忍者軍団の噛ませ犬っぷりが酷い。
時代に適さない物がちょこちょこと登場してるのは伏線のようです。
上手く回収できるのかどうか。
姉ちゃんが死んじゃったから、
最後のオチにしか興味がないと言っても過言じゃないな


BLACK BLOOD BROTHERS S 4―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 】


短編集は・・・あんまり・・どうでもいいや。
今回は言う事無しだ。



【煉獄のエスクード

煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY (富士見ファンタジア文庫)

煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY (富士見ファンタジア文庫)

魔族は存在して、今も人知れず人類と戦っているのです。
そして、聖女を護らなければならんのです。
という、まぁ、よくある現代が舞台のファンタジー


とりあえず言える事は、凄いバランスが悪い。


現代が舞台と言う事で人類は繁栄しているわけです。
つまり、パワーバランスで考えるなら「人類>魔族」となってないとおかしい訳です。
これが成り立っていない。


例えば月姫では単体では人間よりもずっと強い吸血鬼が存在していて、
そんな奴等が居るのになんで吸血鬼が増えすぎないんだ?という理由として、
人間側には教会と協会という人類側の守護機関(協会はちょいと違うが)が存在し、
大っぴらに動くと吸血鬼なんて余裕で滅ぼしちゃうという理由があります。
単体でいくら強いと言っても、群体で見た時に「人類>吸血鬼」となる訳です。
それだけじゃなく、単体でも凄腕の人間ならばガチンコできるんです。
バゼットやシエル先輩とかだとだね。
27祖の上位10位は手がつけられないが、その内の一人は人類側の味方だし。
その他、色々と人類が繁栄している理由が存在するわけです。


同じく現代が舞台のBLACK BLOOD BROTHERSではどうか?
これは作中では人間の戦士がほとんど出てきてない今の状況だと
戦闘力という点じゃ確実に「吸血鬼>人間」になっているが、
吸血鬼の中に親人間派が居る事でバランスを取っている。
超実力者の派閥が人類の味方だから人間は繁栄できるってこと。
共存という形でバランスが取れてる。


その他なんでもそうだけど、
イスカリオテ機関でも光覇明宗でもマスク・ド・ライダーでも良いけど
対抗する力がなけりゃいかんのです。


さて、この作品はどうか?
とりあえず魔族が強すぎる。
聖女を護る秘密機関の名の知れてる凄腕の人とか
「彼女が居なければ聖女は護りきれないだろう」とか言われる主役級のキャラが、
余裕で半殺しにされます。誰がどう考えても、単体戦闘力「魔族>人類」です。
さらに、魔族は全員人間を餌としか見ていない感じです。
人間の味方なんで一人もいません。
この状況で人類が繁栄できている理由が全くわかりません。とても不自然。


あと、主役が使う剣は一応特別で選ばれた人以外は拒否るだけど、
拒絶反応を我慢すれば誰でも使えるというのも問題。
唯一というのが崩れて、ショボク見えます。


悪くはない作品とは思うが、どうにもどうにも・・・
ここは一つ主役の美少年が女装するしかないんじゃないだろうか?