DDD2、かむなぎ


【DDD2】

DDD 2 (講談社BOX)

DDD 2 (講談社BOX)

なんとも、救われない話でした。
もう目的が絶対達成できない事すら忘れてしまっていたシンカーは
それでも最後に霧須に打たれて少しは救われたのかどうか・・・
生き残りはしたみたいけど、もう生きる気力なんて無さそうだ。
この作品、章の最初に扉絵みたいなのはあるけど、
挿絵は基本的に無いんですが、最後の最後で入る挿絵が印象的でした。


このDDD2巻、大きな括りでは殺人鬼シンカーの話なんだけど、
最後に次の巻への布石を入れる形の構成になっている
これは全く持って俺の好みの問題かもしれないんだけど、
短編集で無い限り、小説は1冊につき大きな括りでの話を1つにして欲しい。


小説だと次が何時になるか、微妙にわからない。
もしくは間が結構空く。月刊の漫画よりも開く事もある。
それなのに、引きを残されると気になって堪らない。
大体、厚くて俺の愛用ブックカバー装備できないくらいだったんだから、
シンカーの話が終わったとこで切っても充分だったはずだ。
話の内容的にも、次の巻の冒頭部分にすれば良いだけの話。
DDDは書き下ろしではないんで「気になるならファウスト買えよ」という
メッセージかもしれないが、正直辞めて欲しい構成だった。


最後になるが最初のカラーの絵のツラヌイがヤバイくらい萌える。


【かむなぎ】

かむなぎ 不死に神代の花の咲く (GA文庫)

かむなぎ 不死に神代の花の咲く (GA文庫)

退魔の家系の人が予言で護れって言われたょぅι"ょを護るという話。
最初はょぅι"ょに対して苛立ってたのに
一瞬でょぅι"ょ命になる主人公がダメ人間街道まっしぐらにしか見えない。
それなりに良かった。ょぅι"ょも萌える
2巻も買おう。