シアンとマゼンタ、メグとセロン、銃姫

【シアンとマゼンタ】

目に見えない物を見る少女と、
それを祓う事ができる少女が事件に巻き込まれて云々という話。
だが、超常的というよりも猟奇的な事件という感じ。
見えない物が見えてしまうため、友達があまりできないという設定の割に、
明るく楽しい真朱と振り回される藍姫に和みます。
主人公2人以外はほとんどイカレてますがね。


これを何故買ったかというと、
挿絵がいつも同人誌を買ってるサークルの方なんですね。
俺としては珍しいですが、やはり応援している方が関わっているとなると、
買ってしまわずには居られませんでした。
普通だったので、イラストに騙された名無しさんにはならなくて良かったです。


メグとセロン

アリソン、リリトレのスピンオフ作品。
このシリーズが好きなんで楽しみにしてました。
時雨沢さんの作品にしては珍しく硝煙反応がありません。
主人公のメグが大人しめです。
キノもアリソンもリリアも色々な意味で強いからなぁ、なんか新鮮ですね。
1巻じゃ事件も何も起きずに、本当に触りと登場人物紹介みたいな感じ。
これがアニメ化シリーズの強みか・・・贅沢な・・・


銃姫9】

「それは今ではないはずだ、いつか来るのはわかっている、でもきっと今じゃない」
なんとも沁みる言葉・・・いつだって、誰だって、そう思ってるよね・・・


タイトル通り、やっぱり終わらなかった!終わるわけないと思ってたよ!
長らくやってきた「灰海」編が終了。
最後まで流星のチャンドラースはカッコイイ親父でした。
やっぱ若い登場人物だけじゃなくて、
こういう渋い親父が活躍するってのは良いポイントだね。


この巻じゃ終わらなかったけど、終わりに向けて徐々に謎が解かれていきます。
その中で判明したのは、やはりルーカは良い人だったって事。
やっぱり・・・やっぱり良い人だよね・・・
漫画のルーカと小説のオリヴァントのイメージがかけ離れすぎてるから、
きっとそうだとは思ってたんだけど。
兄弟の為に命を張れるように、息子のために命を張って憎まれ役をやっているのか・・・
嫁さん殺しの容疑を着せられて、息子は取り上げられて・・・
十何年たっても苦労人だな・・・かわいそすぎる・・・
しかし、スラファトよりも何よりもメンカナリンが一番の悪の巣窟って感じがする。
宗教団体が胡散臭いのはここでもか。


そして、セドリック VS アスコリドの初戦は主人公の敗北でした。
まぁ、地形的に灰海は火属性に有利だし、
怪我しまくってたセドリックじゃ勝ち目は薄かったからなぁ。
覚悟も足りてなかったし。


あと、アンがどうやら水属性ってのが今後のキーになりそうな感じ。
精霊王ってわけじゃないだろうけど、どれほどの戦力になるのか・・・


漫画やアニメへのメディアミックスするなら、
ただノベルの話を焼き増すんじゃなくて、
銃姫みたくプレストーリーや番外編をやってくれると良いんだけどね。
作品世界を広げる事にもなるし。
まぁ、ちゃんと世界観とか作ってたりしないと難しいのかもしないけど。