アニメおお振り

この前、友達と飲んだ時にアニメの「おおきく振りかぶって」の話題が出た。
俺は漫画は読んでるけどアニメは見てなかったので、見てみた。

原作が大切にされてる感じがしてとても良かった。
勿論、カットされてるシーンとかはある。
シガポの薀蓄とか、登場人物の心理描写が少なくなっている。
でも、アニメになると尺の問題が出るので仕方が無い。
じゃぁ、何が良かったってアニメオリジナルで追加されているシーンが原作から逸脱していないのが良い。
三星の試合の時に篠岡がウグイス嬢を頼まれる所とか、
原作だと描写されていない場面が追加されているが変に自己主張が無いのが良い。

やはり原作準拠の物は良い。
安心して見られる。
よく原作とアニメは別物という話があるが、そんなわけは無いだろと思う。
同じ名前で同じキャラクター使って話を作られて別物と捉えるのは難しいと俺は考える。
原作通りにアニメを作っても意味が無いとか言う人もいるけど、変な話を作られるよりは絶対良い。
超展開のオリジナルストーリーなんて一切望んでないのだ。
そして、追加するなら元のストーリーを補足する形の場面を追加するのが良いと思うのだ。

アニメは漫画に比べて色々な人間が関わり色々な思惑が入って作られて作品の純度がどうしても落ちてしまうと思う。
それは作画が崩れてしまって見られない物になるとか、変なストーリーが急に入ってきたとか、
声優が棒読みすぎてどうしようも無いとか、尺の問題で場面がカットされまくりとか色々ある。
そんな中、おお振りは原作が好きな人でも楽しめる作品になっていたと思う。

一つ問題は超中途半端な所で終わっている事だけど、これは原作準拠にしたデメリットなのかもしれない。
アニメしか見ない人的には「そこで終わりかよｗｗｗｗ」って感じかもしれない。
オリジナルストーリーを入れないからこそ半端にするしかない感じ。
だからこそ、俺はいつもアニメ化するならせめて話の着地点が見えてる作品をアニメ化しろって言うんだけどね。