CLANNAD

ここ最近のエロゲー熱の勢いで、
ついに長い間封印していた大作、CLANNADに手をつけた俺であった。
フルボイスの中古を探して秋葉原に行くも、何故か中古が見つからない・・・
むかついて新品を買ってしまった。


D
ずっと見たかったのにCLANNADやってないからって我慢してたのやっと見れたよ・・・
どうでも良い事だけど、MADを紹介する時ニコを貼るけど、
本当はzoomeとかのを保存してフルスクリーンで見るのを推奨したいです。



麻枝が描きたかったと言うだけあって家族、そして父親という存在に焦点があたっているのが特徴でしょうか。
ギャルゲじゃ男親は存在しないというか出番が無い事が多いし、
主人公が結婚して親になってからの話なんてのはもっと少ない。
一人で好き勝手生きていた主人公が大切な者を手にし、
それによって失う物が出来てしまった事に気づいてしまってからが本番。
まさに、ハッピーエンドの後もおとぎ語は続くという感じです。


メイン扱いの5人以外にサブキャラクターとAfterStoryがあるわけですが、
渚ルートは破格の扱い。
どれくらい破格かというと、OPムービーは渚ルートに入らなければ見れないという凄い仕様。
これは凄いと思った・・・他はおまけだ!という感じで。


メインの中だと杏ルートが薄かった気がする。
他のキャラクター達が家庭や自分に何かの問題を抱えているのに、
藤林姉妹は普通の家庭に育っていて、問題らしい問題が無い事が他と比べて見劣りする原因だろうか。
あと、椋と共通な部分が多かったからかなぁ。
その代わり藤林姉妹は色々なシナリオに顔を出して活躍する。
智代にビンタかましたり、ことみの友達になったり。
そして他のルートで顔を出さないことみはED辺りとか手が込んでる。
全体でバランスを取ってる感じなのだろうか。
風子が戻ってきた時に一緒に頑張った3人が声を揃えて「ヒトデ」というシーンが好きです。
風子は渚以外では唯一幻想世界の影響を直接受けた描写があるキャラクターのせいか特別な感じでしたね。


サブルートは芽衣と爺さんが好きです。
あと、勝平ルートはいらなくね?他で出てこないし・・・


主人公は「あぁ、鍵のはこうだよな」って感じでした。。
素直な理樹が鍵じゃ異端だよね。
春原はまさに悪友という感じ。
リトバスの男連中とはまた違う味でした、あっちは親友って感じだよね。
芽衣ルートの最後のシーンは良いですね。


そして、各キャラクターを終わった後にできるAfterですが、
なんという家族愛・・・
古河一家が優しすぎて涙が出てしまいます・・・
1週目では渚は死んでしまい、汐と和解するも倒れてしまう・・・
しかし、TrueENDではちゃんと家族3人揃って元気に暮らして安心しました。
まさか渚は死ぬしか無いのかと心配してしまった。
汐可愛いよ汐、幼稚園の先生やってる杏可愛いよ杏。
前半の個別ルートが前座なのはAIRから続く鍵のお約束ですが、CLANNADもそうでしたね。


以前に劇中の期間も重要だという事を書いたが、
この作品はAfterも含めると古河一家との絆を劇中の時間で10年近く描いている事になる。
交際がメインに置かれるのが普通のギャルゲでありながら、結婚、出産、そして子育てまで。
家族になり、家族を作り、そして家族を失い、家族に救われる。
暖かい物語でした。


しかし、このゲームはフラグが複雑だ。
攻略を見ながらじゃないと中々上手く行かないだろう。
光の玉入手の順番もそうだし、選択肢によって各イベントが細かく分かれていたりもする。
3on3で誰を面子に選ぶか、有紀寧のおまじない、草野球の面子etc・・・
全てのイベントを見るのは結構大変だ。
あと、一度Afterまでクリアすると、
風子マスターになってた場合に智代ルートで風子が助けに来てくれたり、
64HITコンボを決めてると蹴りの威力が上がったりと2週目用のイベントもある。
中々ボリュームがある内容だった。


渚は別にすると、ことみルートが好きでした。
キャラでは風子ですかね。
芽衣は春原兄妹ルートって感じだったんで、
芽衣の単独ルートみたいなのがあったら嬉しかったなぁって思います。


うん、クラナドは人生、それと便座カバー。
今度は智代アフターかな。