いろいろ

【聖剣の刀鍛冶4】

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈4〉 (MF文庫J)

素直になれない二人のデレ具合にﾆﾔﾆﾔしちゃうわけですが、これもアニメ化らしいですね。
しかし、聖剣を最終的にセシリーが使うと、現在の装備の魔剣であるアリアの立場がないよね。
今回の巻で身体強化的に使えるようになったから、二刀流で攻めるのかしら、防御はアリア、攻撃は聖剣で。
あと、魔剣化の台詞はかっこいい。

【BBB】

BLACK BLOOD BROTHERS10 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 銀刀出陣― (富士見ファンタジア文庫)

BLACK BLOOD BROTHERS11 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 賢者転生― (富士見ファンタジア文庫)

ついに完結。
怒涛の終盤戦、熱い展開が目白押しでとても面白かったです。
いつの間にか師匠気分になってるセイと心底嫌がってるサユカが萌える。
そしてこのコンビがまさかウォーカーマン攻略の鍵になるというのが燃える。
立ち位置的にライバル的なカーサはジローかケイン、ダールはジャネットが止めるとして、
残る大吸血鬼ウォーカーマンを仕留めれる奴が居ないなぁとか思ってたがサユカ＆セイのコンビネーションで仕留めるとは・・・
まさにロートルとルーキーで1人前・・・
ゼルマンと言い、サユカと言い闘将の血が一番かっこよかった。

終盤戦は敵であるカーサがよく描かれている。
混血になったケインを見て訳がわからず涙を流したりと九龍になったと言えかつての仲間へのこだわりが見れる。
カーサが裏切る前の葛藤が描かれているが、諸悪の根源はウォーロック家だよな・・・とか思った。
仲間との心休まる日々は素晴らしい。
しかし、それでも仲間ではなくて家族が欲しかったカーサ。
そのカーサが手に入れた家族は最後の最後まで全員が家族思いだった。
最後にウォーカーマンが滅ぶ直前にカーサに「高潔すぎて、居心地が悪かった」と言う所が悲しい。
何百年も嫌われ続けてきた混血児はそれでも高潔だったと。

香港で九龍王が世界に呼ばれて生まれ、賢者は世界の意思を受けて滅び、そして特区で九龍王が滅び、賢者が復活した。
その過程で吸血鬼と人間が共存を始めたと言う事。
そして始祖は何かしら意味があって生まれるという事。
こうみると九龍王は吸血鬼と人間を共存させるためだけに世界に呼ばれ、賢者はその為に一度滅びたように見えて、それもまた悲しい。
自分達が生きていける世界が欲しくて戦ったわけで、彼らは悪人ではなかったし、
ジローだって結果オーライで幸せになったとは言え、アリスとカーサとケインの4人で居る幸福な時間を失ったのだから。

最後は決められていたようにジローは賢者の一部になり、
九龍の最後の生き残りのワインは家族を全員殺された悲しみを抱えて生きていく。
最後にはジローとミミコの子供がでて次世代へ続いていくと・・・
作者的にはジローをどうするか決めてなかったらしいけど、当初の予定通り終わって良かったと思う。
物語の着地点がブレないのはとても良い事。
という訳で、本編11巻＋番外5巻を振り返ってみよう。

この作品の吸血鬼の設定は特色があって良い。
吸血鬼の派閥ごとに力も弱点も違うので個性が良く出てる。
あと、個人的に良いと思う点は渋い親父達が多いと言うところだろう。
男性陣がケイン、陣内、尾根崎、ウォーカーマンと大人の男達が良い味を出している。
主役であるジローも大人だ。
逆に子供はほとんど出ない、学生も居ない、これは大人が活躍する物語なのだ。
さらに女性キャラクターが少ない、だが逆にそれが良い。
メインで出てくるキャラクターで戦える女性はカーサくらい、ヒロインであるミミコもアリスも非戦闘員だ。
後半戦になると脇役としてジャネットが参戦しサユカがゼルマンの血を継いで戦えるようになるけど、それも他のメンバーから見れば微々たるもの。
まぁ、ショタ分として本当は歳食ってるがゼルマンとセイ、そしてコタローが居る。
だけどロリ分はマジで無いなって今思った、ワインだけ？あんまり萌えねぇな。

激しい戦いなので戦死者も結構出る。
そして死んでしまった人達から何かを受け継ぐというのはこの作品で多く描かれていること。
陣内はミミコへ、ゼルマンはサユカへ、リズはカーサへ、長く生きる吸血鬼も一瞬で死ぬ人間も同じように何かを継いで行く。
そしてジローの想いはきっと子供に受け継がれたんだろう。
後書きで触れられている次世代の物語も読んでみたいところだが、終わる時に終わるのが作品にとっては良いんだろう。
これは俺がいつも思うことだが、物語は終わってこそのものだから。
MVPはゼルマン＆サユカ。
歳を取って老けたミミコの前に、変わらないわねぇと言いながら黒いジャージに身を包んで颯爽と現れるサユカが思い浮かびます。
うん、とても面白い作品でした。

ちなみに富士見で本の厚さトップタイらしいですが、電撃が厚いの多いんでそういう感じは全然しませんでした。
終わクロとか、頭おかしいよね。

【ウィザーズ・ブレイン７下】

ウィザーズ・ブレイン〈7〉天の回廊〈下〉 (電撃文庫)

世界が崩壊した謎、魔法士が生まれた謎に迫る「天の回廊編」も終わり。
この巻ではウィッテンとアリスの幸せな日々と待ち受ける悲劇の回想が大部分でいつもの面子の活躍が少ない。
まぁ、こういう回も必要だろうとは思うが、やはりいつもよりテンションは上がらないな。
最終的に利己的な人間達に追い詰められたアリスが何らかの事情により世界を暗雲に包んだようだが、
アリスは良い子だし未来をシュミュレートしてたから、それは世界にとって必要な事だったのかもしれない。
そして最後に暗雲を払う方法を残した6人の内の一人が真昼だったのも、
世界の解で答えに辿り着く人間を予測した結果、その内の一人が真昼だったという事なんじゃないだろうか。
なんらかの犠牲を必要とするようだが、彼がここまで悩むのと今までの鍵を考えればサクラか錬が犠牲になる方法なのかなぁ。
他の犠牲なら躊躇しないで実行しそうだからな、あの腹黒い兄ちゃんは。

しかし、今回のストーリーで勢力の対立構造が不明確になった。
賢人会議VS各シティという形でもなくなったし、メインキャラクター達に交流ができてしまったから、
ここから殺し合いをするのかというと、根が良い人の集まりだから考えにくい。
ディーとイル、サクラはそれぞれの守る者の為なら戦えるだろうけど。

やはり、祐一とヘイズの大人コンビ＆萌えクレアに頑張って欲しいぜ。
と言っても、ヘイズは本当は12歳だけど・・・セラより年下だけど・・・
って、本当の大人の魔法士は祐一だけかよ。

【偽物語】

偽物語(下) (講談社BOX)

あ・・・ありのまま起こった事を話すぜ。
上の妹を押し倒して胸を揉んで肩車をさせて、ロリ少女とアニメ化についてメタな話題をし、
下の妹の服を剥ぎ取り胸を揉んで、金髪幼女とミスタードーナツに行ったら、
本題にほとんど入っていないのにこの本の半分ほどのページを消費していた。
何を言っｔ（ｒｙ
そこが化物語系の良いところさ、本当だよ。

しかし、上巻は火憐の出番だったので今回は月火の出番かと思ったらほとんどなかった。
まぁ、妹には気づかせずにってのが大切だったのだから、当然かもしれないけど。
そしてやはりお兄ちゃんは良いお兄ちゃんだった！
妹と仲が悪いなんて嘘だと信じてたんだ！西尾作品に悪い兄は居ない、シスコンの兄しかいないのだから！
今回は戦場ヶ原も出ない、メインヒロインなのに・・・いやメインは八九寺か・・・
これで終わりかと思ってたら、次に八九寺と羽川さんの話をやるということ。
この二人が気になるのは何人くらいいるかな？とか書いてるけど・・・
どう考えてもツートップじゃねぇかｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
八九寺かわゆすぎるｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

化物語のアニメも放映が迫ってきてますね。
普段は原作知ってるのってスルーするんですが、
西尾節をシャフトが生かせるか気になってるんで見ようかなって思ってます。
キャラデザで髪型が設定から変わってるのを気にしてる人もいるようですが、
まぁ、正直、髪の件はカットだろｗｗｗｗそんなとこ入れる余裕ないだろｗｗｗｗ
でも、忍野はイメージと違ったかな・・・

あぁ、あと西尾のいーたんって事で触れておくと「めだかボックス」も応援してますよ。
西尾の毒は発揮できないだろうなぁジャンプじゃ・・・と思いつつ毎週読んでます。
もしも、これがジャンプじゃなかったら新キャラが出るたびに裏切りと唐突な死亡を勘ぐらないといけないからな・・・
でも、できれば原作業なんてしてないで作品書いて欲しいです。